beatleg magazine(ビートレッグ・マガジン)休刊のお知らせ

酷寒の折、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

平素は弊社の音楽誌『beatleg magazine/ビートレッグ・マガジン』をご愛読いただき、誠に有り難うございます。

1998年年12月末に創刊しました弊誌ですが、誠に勝手ながら、2015年12月28日発売の187号(2016年2月号)をもちまして休刊することになりました。

弊誌はマニアックなコレクター向け音楽誌として隔月刊でスタート。3年目からは月刊誌として最高320ページ、187冊を制作してまいりました。

この間社内をインディ媒体らしく、編集と営業の2名で発刊までを賄ってまいりましたが、弊社の営業担当者が2016年1月24日に急逝しまして、発刊に向けての作業が機能停止状態に陥り、2016年2月1日に予定してた2016年3月 (vol.188)デヴィット・ボウイ追悼特集号の発売ができなくなりました。

担当者は寸前まで普段通りに過ごしていましたが、入稿の最終段階の前日に突然倒れ、翌日未明に帰らぬ人となりました。

本当に締め切りが間際だったので、混乱した状況の中で考慮などいたしましたが、結果この本の休刊の判断をいたしました。

次号、並びに今後発刊を楽しみにしていてくださった読者のみなさまにお詫び申し上げます。

通常の考え方ですと、担当者を補填すれば再開できると考えられると思いますが、弊社は故人と二人だけ起業して17年3ヶ月間、二人三脚で社内でやるべきすべてを工面していました。

営業、発送、会計処理などの庶務のほとんどを故人に頼ってきまして、しかし定期刊行物として途絶えないようにやっていたための無理が出てしまい、何かあった場合に対応できないままにしておいてしまった為に、このような結果になってしまいました。

また故人は編集者の私よりもずっとずっと音楽、映像、本などのカルチャーに精通し、縁の下の力持ちであったので、そういう土台の元に誌面が構成されていた部分があります。

そういう意味でも私一人で故人のやっていたことの補填対応が不可能という判断に至りまして、痛恨ですが休刊とさせていただくことにしました。

このような形のご報告となり、読者、ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしまして、重ねて申し訳ありません。

ひとり残った私横関はこの間ずっと編集畑で、営業面に免疫がありません。バックナンバーの処理など様々な作業が至らず、滞ることをなどを関係者の皆様に予めお詫びさせていただきます。

すでに追加で定期購読などでお振り込みなどいただいた方々、申し訳ありません。会計士らと相談の上今後の計上処理など、多少お時間をいただくと思いますが、少しづつでも返金対応させていたければと思っております。

またご連絡は下記のメールアドレスでご対応いただけますと助かります。

info@beatlegmagazine.com

この間、沢山励ましや気持ちが込められたご連絡・ 電子メールをお寄せいただきありがとうございました。

この状況が落ち着きましたら、また別途私個人からこの場所で関連することをお伝えしていければと思っております。

ビートレッグ・マガジンをご愛読いただいたみなさま、誌面に携わっていただいた関係者のみなさま、長年に渡り本当にありがとうございました。

beatleg magazine/ビートレッグ・マガジン発行人・編集長
横関清高
2016年1月31日(加筆修正2月1日)